太陽の下でそれを見ると、どうしてか手を伸ばしたくなる。


そんな輝き。








今日も普通に任務。 まだ忍者になりたてのあの子らに与えられているのは何時もDランクの任務ばかり。 本日は草むしりの任務。 Dランクの任務でも一生懸命に取り組む金色。 最初は不満を漏らしていたが、与えられた仕事はきっちりこなす。 そういう部分がとても眩しい。 密かに惹かれている。 でもこの心はまだ隠しておくつもり。 だって、今伝えてもあの子にそれを受け入れられるかどうか定かじゃない。 それにサクラに対する気持ちもあるようだし。 これからじっくり洗脳・・じゃなくって、染めていくつもり。 木陰の下で本を開く。 でも実際目で追っているのは字ではなく、金髪。 暑い夏の日差しを受けて眩しいぐらいに輝くあの金髪。 時々吹く風にサラサラとなびく。 それを見るたびに触れたくなる。 思わず手を伸ばしたくなる。 それくらいとても綺麗だ。 もともと顔立ちはよいほう。 あの先生の息子という事実では当然だった。 だからあの子が成長したらきっと俺がタジタジしてしまうくらい綺麗になるだろう。 そしたら悪い虫が・・・。 あの子が完全に美人さんになる前に俺に染めておかなければな・・。 あの美しい金髪。 それがあの子の顔をより一層綺麗に見せた。 「カカシ先生」 「あ・・・サクラ」 俺がナルトを目で追っているのを怪訝そうな目で見てくるサクラ。 どうやら俺はずっと凝視していたらしい。 「一応まだ子供ですからね」 「・・・・何のこと?」 「二十歳になるまで手を出したらだめですよ。 淫行教師が自分の教師という汚名は私、ゴメンですから」 「はは・・・何がなにやら・・・」 ジロリと睨みつけてくるサクラ。 さすが女の子。 鋭いねぇ〜。 「ちなみに、サスケくんも密かにナルトを狙っていますからね」 「あ〜知ってるよ」 「シカマルもです」 「へ?」 「あと、砂の我愛羅」 「は?」 「それと・・・」 「ちょっ!!!タンマ!!!」 「なんですか?」 え、ちょ、聞いてないよ!!! 何なのよそれっ!! 「もしかして知らなかったんですか?」 「な、何が・・・」 「ナルトって・・・異常なぐらいに同姓からもてるんですよ?」 「へ・・・は?」 「ちなみにヒナタはナルトのことをずっと想っています」 「え・・・あ・・・」 「女の子からも最近モテるんですよ」 「だって・・・一番はサスケでしょ?」 「はい。“一番”はサスケくんです」 あー・・・そういうことね。 “一番”はサスケ。 んで、その次にナルトまたはシカマルがランクインね・・・。 って、まずいじゃない!! もしかしてサクラもっ 「違いますよ。私はサスケ君一筋です」 「え・・あ・・・あぁ」 上忍なのに下忍の・・しかも教え子に心を読まれてしまった。 それぐらい俺はうろたえているようだ。 とりあえず落ち着こう。 「カカシ先生」 「何?」 「ナルトの髪、すんごく柔らかくてサラサラしているんですよ」 「ああ、うん」 「あの髪に触れる人って、ナルトが心を許している人だけなんですよ」 「それって・・・」 「イルカ先生、火影様、自来也様、数人の友人、そしてカカシ先生」 「・・・・・」 サクラはニヤッと笑った。 「でも、後頭部を撫でるのは誰も許していないんですよ」 「え?」 「後頭部はたぶん・・・・」 「カカシせんせー!!!!」 そのとき、話をおるようにナルトが声を上げた。 輝かしい笑顔を見せながら此方に走りよってきた。 「なぁに?」 「終わったってばよ!!」 「偉いねー。んじゃ、ナルトは休憩」 「やりぃ!!!」 ナルトはニコッと笑って俺の隣に腰掛けた。 「カカシ先生、後頭部は絶対的な人だと思いますよ」 「・・・・なら、触れないとね」 「ん?なんの話だってば?」 頭に疑問符を並べるナルトを置いてサクラは作業に戻った。 俺はそんなナルトの頭を撫でた。 なるべく後頭部に近い部分を。 手に触れる柔らかな髪。 サラサラとしていて、そしてイイ匂いがする。 あー興奮してきたー。 「なぁ、先生!さっきサクラちゃんと何話してたってば?」 「ん・・・内緒」 俺はそういって再びナルトの髪を撫でた。 後頭部に触れるためのワンステップとして。 Fin おまけ 「あのウスラトンカチっ!!カカシなんかに頭を触らせてんじゃねぇ!」 やや離れたところで嫉妬の炎を燃やすカカシのライバル一名がいたとさ。 おしまいw