イチャパラ
      
 





「ナルトぉ〜」
「シツコイってばよ!!」


走って里中を逃げるナルト。
それを長い足でスタスタと早歩きで追いかけるカカシ。


「ねぇ〜俺とイチャパラしよ?」
「いやだってば!!」


ナルトは印を組み、影分身をした。
影分身と本体が混ざり合って里中に散らばる。
そこまでして逃げたいのだ。


「カカシ先生はねちっこい上に、シツコイから当分は嫌だってばよ!!」
「そうだそうだ!!しかも、自分がイクまで容赦ねぇし!!」
「先生がイクまでに俺は3回はイかされんだぞ!!」
「それが一日に5回もあったらオレ、死ぬってば!!」


影分身と本体が愚痴りながら四方八方へ散らばった。


「ナルトが一杯だね〜」


嬉しそうににやけながら4人のナルトを一人ずつ見た。



(北に逃げたのは影分身・・・だね。南も分身。なら、東か西だね)


絞られた2方向。
カカシはコンマ1秒も迷わず東側を追いかけた。







「アスマ先生ぇっ!!助けてってば!!!」


忍者の待機所、人生色々。
そこで紅と喋りながらタバコを吹かしていたアスマのもとにナルトが血相変えて走ってきたのだ。


「おう、うずまき。どうした?」
「大丈夫?」
「だ・・・だいじょうぶじゃ・・・・ないってば・・・」

息を切らせながらも喋る。


「か、カカシ・・せんせぇーが・・・」
「またアイツか・・・」
「た、助けてってばよ・・・オレ、このままじゃ・・・ヤられる・・」
「アンナ奴を恋人に持つと大変ね」


紅は同情しながらナルトの背中をさすった。
その感覚に感動しながらもお礼。


「ありがとうってば、紅先生」
「いいのよ。あのダメヘタレ野郎を引き取ってくれたんだから」
「返品はダメだってば?」
「商品が持ち主から離れたがってないから無理ね」
「・・・・クーリングオフ期間は過ぎてしまったな」
「もっと計画的にするべきだったってばよ・・・」


肩を落とすナルト。
さらに同情するアスマ・紅。






「なぁ〜るぅ〜とぉ〜。みぃ〜つっけた」



ポンっと肩を掴む恐怖の手。



「さぁ、俺とイチャパラするために愛の巣に帰ろっか」
「い、いやだってば!!」


ナルトはアスマと紅の後ろに隠れた。


「嫌われたわね、カカシ」
「うるさいよ。ナルトは照れてるだけだよ。ね、ナルト」
「ひっ」
「明らかに怯えてんじゃねぇか・・・」
「これから与えられる快感に怯えているだけだよ」
「恐怖の快感かよ・・・・ありがた迷惑だな」


可愛い部下と可哀想な変態同僚のためにもここは止めておくべきだと思った二人。
戦闘体制には居る。
それをジロリと睨むカカシ。


「何?俺からナルトを奪うわけ?」
「奪うんじゃねぇ。お前のねちっこいと評判の夜のお遊びから守るんだよ」
「未成年搾取で逮捕されないだけ有難いと思いなさいよ」
「うるさいよ。遊びじゃなくって、愛の営みだ。
それに、俺とナルトは両思いだから未成年搾取じゃない!!」
「ヤってる時点で愛があろうと無かろうと未成年搾取よ」


印を組み、幻術を掛ける紅。
ナルトを抱え、待機所から非難するアスマ。


「あっ、貴様、アスマっ!!ナルトを返せ!!」
「紅、そいつを頼むっ!!」
「なるべく遠くに逃がすのよ!!」


二人でナイスガイ・ポーズをしてナルトを守る事を誓い合う。
カカシはとりあえず目の前の幻術のスペシャリストを倒す事を考え、写輪眼を開放した。
横目でナルトが誘拐(?)されるのを歯噛みながら。










「みぃ〜つっけた」
「ひっ」


里から外れた火影岩の近くの洞窟。
自慢の鼻でナルトを発見した変態一名。

先程の紅は本気を出して10分で片をつけた。

その後、洗練された鼻を使ってナルトを捜索。
あっさりと発見。

よだれを垂らす勢いでにじり寄る変態。

怯える子狐。


「さぁーナルト。俺と一緒に、超スペクタクルなイチャイチャパラダイスを愛の巣で・・・」
「カカシ先生、俺ってば・・・ここがイイ」
「な、ナルトっ!?」


予想外の言葉にさらに興奮する変態。


「俺、カカシ先生を・・・」
「ナルト、今日は俺と秘密特訓をなんと青姦というイチャパラ設定でいくんだねっ!?」


すでに下半身の変態の息子を元気にさせている変態上忍。

「ナルト・・・・」

「カカシ先生・・・・・




































ぶん殴る!!!!」







「へ?」


豹変したナルト。
手は拳を作り、その拳には大量のチャクラが流れている。
そしてなによりもこの威圧感・・・・・。

カカシの額から汗がボタボタと流れ落ちる。



「カカシ、覚悟しなっ!!」


ポンッという爆発音と煙の中から5代目火影の綱出が出てきた。
額の血管が浮き出るほどキレている。
拳をゴキゴキッと鳴らして笑っている。


身の危険を感じ、後退しようとしたが。


「逃がしませんよ、カカシさん」


シズネが背後を塞いだ。

残念な事にここは洞窟。
しかも火影岩の近く。
人通りが少ない。
結論から言うと、逃げ場が無い、助けが来ない。


「最近、まともに修行ができなくってね。いい相手だよ」
「ナルトくんのためにも、がんばってくださいね」

「な、なんで!!?だって、ナルトの・・・」
「これのことかい?」


綱出の手にはナルトのジャケットが握られていた。


「影分身のナルトがあたしに助けを求めに来てね。
お前が紅と戦っている間に本物のナルトに成り代わったのさ。
その時にナルトはアスマと一緒に火影邸に行っている。
もちろんナルトとアスマはお前の鼻に見つからないように消臭済み。
ナルトのジャケットをあたしが変化して着込んだだけさ」


まさかナルトの分身が綱出に助けを求めていたなど思いもしなかった。
それほどまでにナルトを必死に追いかけた。
それが仇となった。



「さぁ、歯ぁ食い縛りなっ!!!」









「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」




某日、晴れ。
火影岩付近で変態上忍の断末魔が響いた。


その後、カカシは全治2ヶ月の重症を負った。
だが、教え子の慈悲的な治療の末、2週間で完治を果たした。
その間、ナルトは有意義な2週間をのびのびと過ごした。



Fin


あとがき 今回は、変態なカカシ先生を書いてみました。 相変わらずやおいですね。 カカシ先生は本当に犬のような人だと思います。 ナルトを見つけるために自慢の鼻をフル活用していると思います(笑) 見つけたら、パブロフの犬のようによだれを垂らすでしょうね。 でも、そんなカカシ先生が大好きだぜ!!