第二章 繋
      
 





時刻は深夜1時半。
テレビをつけても退屈な深夜番組しかやっていない。
ダラダラとテレビを見ても仕方がないと思い、カカシはテレビを消した。


「あれ?見ないってば?」
「見てたの?」
「別に俺はあんまり興味ねーってば。でも、医療系の話だったから先生は興味あんじゃねーの?」
「俺は別の人間の功績なんて興味ないよ。
どんなに優れていても、それで人をちゃんと救えるかわからないのに。
それを自慢げに話している人間にはもっと興味ないね」
「センセーって、結構つめてぇんだな・・・」
「お前には優しいでしょ?」
「・・・・・まぁ、そうだってばよ」


その言葉に少々照れる。
それを隣でニッコリと笑って見る。


「それより、そろそろ寝る?それともこれから俺と酒盛りでもする?」
「酒盛り!!」
「んじゃ、手伝ってね」


再びキッチンへと誘導されてしまったナルト。
皿に盛ったチーズをシルバートレイに置いてそれをナルトに渡した。
それをいそいそとリビングのテーブルに置き、ソファーに腰掛ける。
一方、カカシは冷蔵庫から冷えた缶ビールを数本取り出し、テーブルにおいていった。
再びナルトの隣に腰掛け、一本ナルトに渡した。
プルタブを開け、ニッコリと笑い。


「「乾杯!!」」


深夜に始まる酒盛り。









それからナルトとカカシはそれぞれの事を話しながら酒を飲み交わした。
仕事、趣味、好きな事、食べ物、今はどうなのか、何をどう思うか。
いろいろな事を話し続けた。






「・・・・・んっ・・・」
「大丈夫か?ナルト」
「・・・大丈夫ってば」
「ちょっと飲みすぎたな」


テーブルの上に散乱する空き缶にため息を吐いた。
自分も酔いが回ってきている。
意識ははっきりしているが、気持ちは幾らか浮いている。
ナルトは眠たそうに目をトロンとしている。


「寝るか?」
「ん・・・そうするってば・・・でも」
「でも?」
「その前にトイレ・・・」


立ち上がり、ふらふらとトイレへと歩いていった。
倒れないかとハラハラしながらその背中を見送った。

ナルトがトイレに行っている間にカカシは机の上を片付けた。
缶をビニール袋の中に入れて、ベランダに出す。
シルバートレイと皿をキッチンに戻す。
そうしている間にナルトがまたフラフラとした足で戻ってきた。


「うわっ・・・」


自分の足に引っかかり倒れた。
それを間一髪でカカシがキャッチ。
内心冷や冷やした二人。


「あぶなかったってば・・・」
「全くだよ・・・。さ、寝よっか?」
「ん・・・」


カカシはナルトを支えて寝室へと足を運んだ。











薄暗い寝室にはダブルベッド。
その横にある小さなチェストの上には暖かな光を出すスタンド。

朦朧とした意識の中でナルトはカカシのベッドに運ばれた。


「大丈夫か?」
「・・・・う・・・んっ・・・だいじょおぶ・・ってば・・」
「気持ち悪くない?」
「・・・うん・・・」


オレンジ色の光に照らされた白い肌は、扇情的だった。
それが少々紅く染まっている。
シラフじゃないカカシに変な気を起こさせる。


「・・・・ナルト、俺はあっちで寝るから、用があったら言いなさいよ?」
「・・・・んっ・・・待ってってば・・」


離れるカカシの手を掴んで止める。
カカシはなるべくナルトの顔を見ないようにした。


「・・・一緒に・・・寝よ?」
「・・・・ナルト・・・いや、それじゃ・・」
「・・せんせ?」


色っぽい声色につい、ナルトの顔を見てしまった。
それを後悔した。
潤んだ目。
その目元は赤くなっている。
白い陶器のような肌は暖かなオレンジ色に染まり、より一層艶やかに見せていた。
男なのかと疑いたくなるくらいの色気。


「・・・・っ、ナルト・・・」
「せ・・・んせ?」
「すまないっ」


カカシはナルトを押し倒し、勢いのまま口付けた。


「んっ・・・ふんっ・・・んぁ」
「・・・・っ・・・ん」


行き成り。
酔っている。
その所為で抵抗する事もできずに、カカシに酸素を奪われる。
くちゅくちゅと音を立てながらディープキスを続ける。
舌がまるで生き物のようにナルトの舌を絡み取る。
二人の口付けの間からは、甘い声と唾液がこぼれる。

その口を外し、カカシはナルトの服を脱がせた。