君の顔を見るだけで
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最近カカシ先生の様子が変だってばよ・・・・。
何が変だというと・・・・。
「あっ、カカシせんせー!!」
通りを歩いていたら、カカシ先生とばったり会った。
オレはそのままカカシ先生に駆け寄ったが、カカシ先生はぎょっとして屋根の上へ行ってしまった。
「悪い、ナルト!また今度」
そういって足早に逃げられた。
オレが何したってんだよ・・・。
そのことをサクラちゃんに相談したら、盛大にため息をつかれた。
「カカシ先生も大変ね」
なぜかしらねぇーけど、カカシ先生を哀れに思っていた。
ふつー逆だろ!!
「何でカカシ先生が大変なんだってば!?
どっちかというと、無視されているオレのほうが大変だってばよ!!」
「あーうるさい」
サクラちゃんはあからさまにウザそうな顔をしてオレを虫のように跳ね除けた。
「ひとつだけいい事教えてあげる」
「いいこと?」
しわを寄せていたオレの眉間にサクラちゃんが人差し指をさした。
「こっそりカカシ先生の背後に回って、後ろから抱きついたら、何で先生が避けているかの理由が分かるわ」
「へ?そんなことでいいってば?」
「ええ。でも、やるのならアンタの家かカカシ先生の家でやりなよ?」
「何で?」
「何ででも!!」
それだけ言うとサクラちゃんは少し怒りながら行ってしまった。
なんだよー。
――――夜。
オレはサクラちゃんに言われたとおり、カカシ先生の家に行った。
コンコンッ
「はぁ〜い」
気のない返事で出てきたのはカカシ先生。
オレを見た瞬間にドアを閉めようとした。
が、
オレはドアの隙間に足を入れてそれを阻止した。
「カカシ先生!遊びに来たってばよ!」
にこぉっと笑ってカカシ先生の部屋に押し入った。
「ちょ、ナルト!!」
カカシ先生はオロオロとしている。
変なのー。
「今日はカカシ先生に聞きたいことがあったんだってばよ」
「き、聞きたいこと?」
カカシ先生はオレと目をあわそうとしない。
むっ、とした。
「とりあえず、何か飲み物がほしいってば!オレ、のどカラカラ」
「・・・・まぁ、とりあえず座って」
カカシ先生はベッドを指差した。
ベッドに寝転んで本を読んでいたらしく、ベッドの枕元にはイチャパラがあった。
台所に立ったカカシ先生はカップにインスタントコーヒーを数杯入れていた。
オレはサクラちゃんに言われたとおり、カカシ先生の背後に回って・・・。
ギュムッ
抱きついた。
「へ?・・・・・・・・な、ナルト!!?」
いきなりのことで慌てだすカカシ先生。
こんなことで驚いていたら、上忍の名が廃るってばよ・・・・。
「せんせぇーさぁ・・・なんでオレを避けてんの?」
「・・・・・・」
「オレ、せんせーになんかした?」
ガシャンとカップを台所に置き、くるりと先生はこっちを向いた。
オレに目線を合わせた。
「ナルト」
「なんだってば?」
「自分の行動には責任をもちなさいね」
「へ?」
先生は片手でマスクをはずし、もう片方の手でオレの後頭部をつかんだ。
そしてそのまま・・・・・。
「んっ・・・んぅ!?」
キスをされた。
しかも、普通のキスじゃなくって・・・・・ディープ。
「・・・・・は・・・ナルト・・・」
「んふっ・・・・っ、か・・し、せんせぇ」
角度を変えて深く口付けをされる。
先生の舌が生き物のようにオレの口の中を暴れ回る。
マスクを下ろした手はオレの腰に周り、後頭部をつかんでいた手はオレのあごをつかんだ。
オレの両手はすがりつくように先生の両肩の服をつかんでいる。
息ができなくてぼぅっとしてきた・・・。
「・・・・・っ、はぁ」
「ぷはぁ・・・・な、なんだってばっ!!?」
口の端から出た唾液を袖で拭きながらカカシ先生をにらんだ。
そしたら先生はニッコリと笑ってオレを抱きしめた。
「ちょ、カカシせんせい!?」
「好きだ、ナルト」
「はぁ!?」
オレを抱きしめているカカシ先生の腕が少し強くなった。
「お前を見るたびに、この気持ちに拍車がかかるから・・・だからお前を避けていたんだ。
さっきみたいに所構わずキスをしてしまいそうで」
「だから、オレをさけていたってことだってば?」
「そういうこと」
腕を少し緩めてオレの顔をニコニコしながら見る。
「好きだよ、ナルト。だから、俺と付き合って?」
「オレの気持ちはどーするんだってばよ・・・」
「そんなの、今は俺に向いていなくてもこれから向かせれば問題ないでしょ?
どっち道誰にも渡すつもりはないしね」
「ごーいんだってばよ」
「そんなの、今に始まったことじゃないでしょ?」
「・・・・・・・・」
「ね、お試しでも良いから・・・俺と付き合ってみない?」
「・・・・・・・・・」
「なぁ〜るとぉ〜」
「・・・・・嫌だ」
「へ?」
「嫌だってば!!」
オレが大声で否定したらカカシ先生はあからさまにガッカリしたような表情をした。
オレはそんな情けない顔をしているカカシ先生に抱きついた。
「え?」
「お試しなら嫌だ。ホンモノの恋人同士がいいってばよ」
「それ・・・・・ほんと?」
「オレ、嘘つかねぇ」
「ナルトー!!!」
「わわっ」
カカシ先生はそのままオレを押し倒した。
「今日は帰さないからね」
「・・・・・・・・それは別に良いけど、ここでは嫌だってばよ・・・」
「!!!」
オレがそういうと、カカシ先生はこれでもかってくらい嬉しそうな顔をして、オレを抱きかかえた。
「なら、俺のベッドでイチャパラという名の体術の修行でもするかね」
「お、おう!!かかってこい!」
「・・・・・ふふふふ〜ん・・・いただきまぁ〜すっ」
その後、オレはカカシ先生に美味しくいただかれた。
結構ハードな体術を取得した。
「ところで、ホントにその理由でオレを避けていたんだってば?」
「う〜ん・・・・ホントのことを言うと、俺がお前の顔を見るとよからぬことをしそうだからって
言うことで綱手様にあまり近づくなといわれていたんだよね」
「よからぬこと・・・・・綱手のばぁちゃん、大正解だったばよ」
火影にまで牽制をかけられていた木ノ葉の上忍であった。
あとがき
今回のカカシ先生はなんか、乙女チックですね・・・。
短編2作品目ということもあり、流石に裏には手を出せませんでした。
ナルトは可愛いよ。
あの顔を見ると啼かせたくなるね。
え?変態って?
褒め言葉ですww
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